2014年1月26日日曜日

ソフトバンクから通話定額プランが発表されたわけだが…

一昨日ぐらいにソフトバンクから通話定額プランが発表されました。

"VoLTE時代の革新的な新定額サービスが登場! | 企業・IR | ソフトバンク"
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2014/20140124_01/

今回は本当にこのプランがお得なのかを考えてみます。


結論から言いますと、大体の人にとっては割高なプランだと思います。

どんなプランなのか

詳しいところは公式サイトを確認してもらうとして、重要な部分だけ説明しておきます。

概要

この定額プランは今までのパケット定額に加え、通話定額がついてるというプランです。
シンプルと言っていますが、正直シンプルには思えません。
その辺りはこの後の説明を読んでいただければわかると思います。

プランは5980円のSパック、6980円のMパック、9980円Lパックと3種類用意されています。
MパックとLパックは通信関連が若干異なるだけですが、Sパックだけは他にもいろいろ条件が追加されています。
なのでちょっと安いからと何気なくSパックを選ぶとひどい目にあいそうです。

プランの扱いとしてはパケット定額と似たような扱いだと思ってください。
つまり、これとは別に基本料(980円)やネット接続料(315円)がかかります。

通話定額

目玉の通話定額部分ですが、いろいろと条件があります。
Mパック以上の場合、無料となる通話は5分以内の通話が月1000回までです。
Sパックの場合更に厳しくなって、3分以内の通話が月50回までです。
これを超えた部分に関しては通話料がかかります。
そして通話料は30円/30秒とホワイトプランの1.5倍です!

こうやって見ると通話定額とは…という感じはあります。
そもそも条件超えたら通話料かかるし”定額”では無いですね。
特にSパックは条件が厳しくこれで収まる人っているの?(そもそも電話しない人除く)みたいな感じですね。

とはいえ最近はパケット定額も定額と言いつつ実質的な上限ありますしウィルコムの通話定額にも同じような条件はあるのでしょうがないのかもしれませんね。
ちなみにウィルコムの通話定額の条件は10分以内の通話が月500回までなのでソフトバンクのよりはまだ現実的です。

パケット定額

実は罠満載のパケット定額部分です。
まず、こちらも”定額”ではありません。
今までのパケット定額は7GBまでという制限はありましたが、それを超えても低速でなら一応通信出来ましたし料金もかかりませんでした。

が、なんと今回のパックでは普通にお金がかかります。
パックによって料金は異なりますが、一番割高なSパックで250円/100MBです。
1GBオーバーしたらそれだけで2500円ですね。
こわいこわい。
もうこれって無料通信分付きの従量課金プランですよね…

そして、当然定額(?)となる範囲もパックで異なります。
Sパックでは2GBまで、Mパックでは7GB、Lパックでは15GBとなっています。
この辺を見てもMパックをおすすめしていきたいのかな?って思います。

ちなみに”定額”にするためのオプションは別に存在して、300円です。
これをつけた場合は上限を超えた場合も128kの低速通信が無料で使用できます。
今までと同じように安全に使いたい人はパック料金+300円で考えましょう。

どんな人ならお得になるのか

このプランで得する使い方を考えてみます。

Sパックの場合

まずは一番安いSパックの場合です。
このパックでの最低月額料金は
980円(基本使用料)+315円(S!ベーシック)+5980円(Sパック)=7275円
です。
ここではホワイトプラン+パケット定額の場合(6995円)と比較します。

通話関係
  • 家族間無料はそのまま
  • ソフトバンク間無料(1時~21時)が無くなる
  • どこへかけても3分以内なら無料(月50回まで)になる
  • 通話料が20円/30秒から30円/30秒に値上げ
パケット関係
  • 上限が7GBから2GBに
  • 超過分が従量課金(250円/100MB)に
とりあえずパケット定額側は考えず、通話側だけで考えます。
Sパックと従来のプランで差額が280円です。
これを通話時間に換算すると少なくとも7分の通話を無料範囲で行わないとつりあわない事になります。
また、通話料金の差を考えると9分以上の会話で金額が逆転します。

これらをまとめると
  • かける先がソフトバンク以外もしくはかける時間が21時~25時のことがほとんど
  • 月に通話を7分以上する(3分以内の会話で)
  • 9分以上の会話はほとんど無い
  • パケット通信は2GB以内で収める自信がある
という人ならSパックがおすすめです。
要するに大抵の人なら割高になると思います。
Sパック検討するぐらいなら素直にホワイトプラン契約しておいたほうがいいです。

Mパックの場合

次はMパックですね。
このパックでの最低月額料金は
980円(基本使用料)+315円(S!ベーシック)+6980円(Mパック)=8275円
です。
素直にホワイトプランと比較してもいいのですが、わざわざ通話定額のあるこちらを選ぶような人を対象にホワイトプラン+Wホワイトの場合(7975円)と比較します。

通話関係
  • 家族間無料はそのまま
  • ソフトバンク間無料(1時~21時)が無くなる
  • どこへかけても5分以内なら無料(月1000回まで)になる
  • 通話料が10円/30秒から30円/30秒に値上げ
パケット関係
  • 上限はそのまま
  • 超過分が従量課金(125円/100MB)に
比較対象にWホワイトを含めたので、Sパックの場合以上に通話料がひどいことになってます。
通話料はなんと7.5分で逆転します。
また、差額の300円を埋めるのに必要な通話時間は15分まで伸びます。

パケット側は実質的な上限が変わらないので、今上限超えてない人なら問題ないでしょう。
ただ、パケ死(と言っても数千円なので昔のほど死にませんが)が怖い人は+300円して追加料金がかからないようにする必要があります。
ここまで考慮すると元を取るのに必要な通話時間は30分となってけっこう厳しい感じです。

これらをまとめると
  • かける先がソフトバンク以外もしくはかける時間が21時~25時のことがほとんど
  • 月に通話を15分以上する(5分以内の会話で)
  • 7.5分以上の会話はほとんど無い
  • パケット通信は7GB以内で収める自信がある or 月に30分以上通話する(5分以内の会話で)
という人ならMパックがおすすめです。
条件は緩和されましたが、比較対象側も強化されたのでむしろ元を取るための条件は厳しくなった気がします。
仕事などでソフトバンク以外の相手に短めの会話をたくさんする人ならなんとかなるかもです。
7.5分を超えるような通話が多いならおとなしくWホワイトにしておくべきです。

まとめ

率直に言ってこのプランは割高です!
なんとなく通話定額という言葉で情弱を釣るためのプランな気がします。
短めの通話をソフトバンク以外に相当かけまくるような人でなければ損します。
おとなしくホワイトプランにしておきましょう。

ただし、この内容は現在の状況から見たものです。
今後実際に始まる4月までに内容が変わったり、将来VoLTEが始まって詳細が変わったら結論も変わると思います。

ガラケーのススメ?

そもそも他社に電話をかけまくるような使い方をするならスマートフォンを使う事自体が問題です。
最近のLTEスマートフォンを使っている限り、どのキャリアでも無料通話付きのプランは使えません。
ですが、3Gのガラケーなら当然無料通話付きのプランが使えます。
(ただし、ソフトバンクはガラケーでも実質ホワイトプランのみです)
大体のプランは基本料以上の無料通話が付いているのでよく通話する人ならそれだけでお得になります。

もしネットもしたいのであれば適当なSIMフリー(もしくはドコモ)スマフォを買って格安SIMを突っ込みましょう。
普通にキャリアで契約するより断然安いです。

ちなみにこの方法は通話もネットもそれほどしないという人にも有効です。
通話部分のプラン変更に魅力を感じなくても単にパケット定額料がグッと下がるだけでずいぶん変わりますよ。

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